世界のマヌケな犯罪者たち
人類が文明を気付いて以来、犯罪と言うのが起きなかった日は多分ありません。
数えきれないほどの沢山の犯罪が起きてきました。
その中には多くの犠牲者を出すことになった凄惨なものや、歴史のターニングポイントになったような重大なものもあります。
しかし、中には笑っちゃいけないけど笑っちゃうような、マヌケな珍犯罪だってあります。
今回はそんなマヌケな犯罪を追っていきます。
予告電話を入れた銀行強盗
銀行強盗をしようと目論んでいた犯人。
計画中にある天才的なことを閃いてしまいます。
「あらかじめ銀行に電話を入れておけば、現地でスムーズに金が奪える!」
目から鼻へ抜けるようなアイデアです。実に天才的だ。
こんなことを思いついたバカな強盗なんて、多分、歴史上彼だけではないでしょうか。
実行10分前、この致命的という言葉すら生ぬるいほどの致命的な作戦ミスに気づかぬまま
「今から強盗に行くから金を用意しておけ」
と連絡を入れてしまいます。
当然銀行は警察に通報し、10分後、本当にノコノコと現れた犯人はお縄に着きました。
この電話を受け取った銀行の戸惑い様が目に浮かぶようです。
SNSにログインしたままの空き巣
アメリカの閑静な住宅街に空き巣に入った男。
この男がとんでもないミスをやらかしてくれました。
なんと空き巣に入った家で堂々とパソコンを立ち上げ、Facebookにログインしたのです。
そして驚くべきことに、ログアウトするのを忘れたまま立ち去ってしまいました。
その後、空き巣に入られた家主は、残されたFacebookの情報を元に犯人捜しを開始。
犯人と思われるアカウントから「盗ったものを返したい」と連絡が入り、物を返しに家に犯人が現れたところを逮捕しました。
マヌケではありますが、盗品を返しに来る辺り素直なヤツですね。
銃を渡した銀行強盗
銀行強盗が銃を突きつけて
「70万ポンド用意しろ」
と銀行員を脅します。
ここまでは映画とかでありきたりな銀行強盗の流れです。
ところがこの後、目を疑う逆転劇が発生します。
強盗は、金を詰めるためのバックを左手に持っていたのですが、うっかり右手の銃を銀行員に渡してしまいました。
何が起きたか互いに分からず、しばらくの間固まったのですが、我に返った銀行員が拳銃を奪取、形勢逆転で銀行強盗を撃破しました。
私も左手に持っていた財布を、うっかりレジの人に渡してしまったことはありますが、こんな大事な局面でそれをやってしまう人がいるとは…。
100万ドル札詐欺
日本での出来事です。
なんと
「100万ドル札を1枚150万円で購入しないか」
と話を持ち掛けた詐欺犯がいたそうです。
因みに100万ドルは1億700万円程度です。(2019/7/5現在)
しかも
「1枚持っていると1年以内に4500万円に換金される」
とも続けました。
そして82歳無職の男が捕まったそうです。
もうどこから突っ込めばいいか分かりません。
覆面を破ったコンビニ強盗
とあるコンビニにて強盗が発生しました。
強盗に入った男はナイフを持ち、顔が分からないように覆面を被るという、ありきたりな強盗の姿をしていました。
ところがその覆面というのがただの黒いビニール袋で、しかも空気を取り入れる穴を作るのを忘れてしまっていました。
店員が金を用意している間に徐々に息が苦しくなっていき、遂に音を上げて自らの手で覆面を破ってしまいました。
顔がバレた犯人は焦って逃走、しかしカメラにしっかりと映ったご尊顔からすぐに特定、逮捕されてしまいました。
きっと手早く済むと思って空気穴を用意しなかっただけなんでしょう。
まさか息ができなくなることが想像ができなかったなんて、そんなことはないでしょう。
以上、マヌケな犯罪者でした。