驚愕…ブラック企業の放った迷言
有給休暇の義務化で中小企業を中心に波紋が広がっているようです。何でも「有休を義務にされると会社が回らない」と。
これに対して企業は「元々休暇だった日を出勤日にする」「土曜に出勤させる」などの対策(?)をとっているようです。イタチごっこだな…。
ここ最近ブラック企業という問題が浮上してきました。「酷い時代になった…」と思うかもしれませんが、私はそうは思いません。
20年前なら当たり前だったパワハラ、サビ残、脅迫…これらをここ数年になって淘汰しようという方向に動いている、良い兆しだと考えます。
今回は、近頃問題視されているブラック企業の経営者&社員が放ったトンデモ発言を紹介していきます。
「当社は労働基準法を導入していない」
最近twitterで話題になっていたアレです。
経営者セミナーの質問時間で飛び出した発言だそうです。続けて「導入するとどういうメリットがあるのか」と質問したそうな。
「義務教育の敗北」ならぬ「労基法の敗北」です。
質問内容的に、労基法の"法"を「方法」の"法"と勘違いしているのでしょうか?
だとしたら、この経営者は一体セミナーの何を聞いていたのか、気になりますね。
「勤労感謝の日は働けることに感謝する日」
新 嘗 祭 っ て 知 っ て る?
って言いたくなりましたね。
"国民の休日に関する法律"には、「この祝日は勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝する日」であると書いてあります。
元々"新嘗祭"という、五穀豊穣を祝う皇室のイベントとそれに伴う祝日だったのですが、GHQが"勤労感謝の日"に名前を変えました。
名前は変わっても「生産を祝う」という本質は変わりませんけどね。
そんなGHQですら曲げられなかった"勤労感謝の日"の概念を、ブラック企業の方々は容赦なくねじ曲げていきます。
「給料もらってるんでしょ?」
最もポピュラーなブラック企業のお言葉の一つでしょう。
「お金をもらってるから働かなきゃ…」
こうして社員は無理を強いて、うつ病や過労死などの問題に繋がっていきます。
どうにも日本人には「給料の分だけ働く」といった意識が欠けているような気がします。
「お金を貰ってるから(無条件に)働く」が通用するのなら、「お金を払ってるから店にあるもの何でも持ってっていい」という暴論だって通用してしまうはずです。
「給料の分だけ働く」
良い言葉じゃないですか。僕はバイト中、いつもこの言葉を頭に掲げています。
「週100時間働いて一人前」
やめてください、しんでしまいます。
一週間って7日ですよね?
僕の計算が正しければ、一日14時間ちょっと働いてることになるんですがそれは…
しかも休日は無し。
もっと突っ込んで言うなら、これだけやってやっと"一人前"
当然、発言主はこれをこなしているのでしょう。
そうなると、彼は本当に人間なのかという疑問が生じてきます。
「死ぬ気でやれ、死なないから」
いいえ、人間死ぬ気でやるるとマジで死にます。
"過労死"って言葉ご存じないんでしょうか、この発言主。
人間には車のリミッターとか電化製品のヒューズみたいな、ヤバいときに確実に発動するストッパの機能が付いてませんから、限界を超えて無茶が出来てしまうそうです。
そして限界を迎えるとヒューズのない家電のように突然死です。